ジャズクラリネット谷口英治 JAZZ CLARINET Taniguchi Eiji

 

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プロフィール

谷口英治

JAZZ CLARINET PLAYER Eiji Taniguchi

 

【福岡時代】
1968年4月1日福岡県北九州市に生まれる。12歳のときに明治学園中学校の吹奏楽部でクラリネットを始める。福岡県立小倉高校時代は同校吹奏楽部のほか北九州市民吹奏楽団,槻田ブラスソサエティなどにも参加、ジャズ~ポップス系のレパートリーになると俄然力量を発揮した。
【大学時代】

早稲田大学(商学部)在学中は早稲田大学ハイソサエティオーケストラに数ヶ月在籍した後に同スイング・アンド・ジャズ・クラブに転部、3年時には同サークルの部長をつとめる。また34年時には明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティにも参加し数々のコンテストに出場。浅草ジャズコンテストでベストプレイヤー賞('89年クラリネット奏者として、1991年テナーサックス奏者として)およびグランプリ('91)を、第21回山野ビッグバンドコンテストで最優秀ソリスト賞およびグランプリを受賞。ビッグ・サウンズ・ソサエティのアメリカ西海岸およびハワイの演奏旅行に参加。

【プロデビュー~今日】

大学卒業後プロとしての演奏活動を開始するや、久々に現れたクラリネットの新鋭として注目を浴び、スイングジャーナル誌'93年度批評家投票クラリネット新人部門で1位、同誌人気投票でも上位にランクされる (クラリネットでは同企画が終了するまで長年にわたり北村英治氏に次いで第2位)。
1999年 米国西海岸のコンコード・ジャズ・フェスティバルに出演。ヘレン・メリル&カウント・ベイシー・オーケストラをメインアクトとするプログラムのトップバッターをつとめる。 
同年第3回大阪国際室内楽コンクール&フェスタに後藤勇一郎(vn)&ザ・ダイナマイツ(下記)のメンバーとして参加し日本のグループで唯一本戦まで進み特別賞を受賞。 
2005年 国際クラリネットフェスト東京ジャズコンサートの制作とオーケストラの指揮を担当し、ジャズクラリネットの世界最高峰であるバディ・デフランコ(cl),エディ・ダニエルズ(cl) との共演を果たす。 
2013年12月 北村英治氏の代役としてスコット・ハミルトン(ts)とともにコンサートを行う。 
2014年 デビット・マシューズ(arr,p)率いるマンハッタン・ジャズ・オーケストラのアルバム『ボレロ』で、ニューヨークのトップミュージシャンに加わりバスクラリネットを録音。
2018年6月 北ドイツのジャズ祭ジャズ・バルティカに招聘され、ニルス・ラングレン(tb)と共演。
2022年7月 東京交響楽団(ジョナサン・ノット指揮)のコンサートで ストラヴィンスキー作曲『エボニー協奏曲』他を客演。
2023年海上自衛隊佐世保地方隊より委嘱を受け創設70周年記念曲『西海(さいかい)に渡る風 The Riffs Over Thr Sea』を作曲、初演。
2024年『New Sounds in BRASS』第49集のレコーディングおよびコンサートで、1st クラリネットのエキストラメンバーとして東京佼成ウインドオーケストラに参加。
そのほか、ピンキー・ウィンタース(vo),イーデン・アトウッド(vo),アナット・コーエン(cl)らとの共演経験を持つ。 

オーソドックスなジャズのスタイルとコンテンポラリーなセンスが絶妙のバランスでブレンドされたフレキシビリティのある音楽性を活かし、トラディショナルからコンテンポラリー、ラテン、ビッグバンド、吹奏楽、民俗音楽、クラシックにいたるまで国内外の様々なアーティストのセッションに参加し、クラリネットミュージックの領域を広げている。

 
【自己のグループ】

三管でゴージャスなハーモニーを聞かせる活動歴20年を迎える<谷口英治セクステット>、若手精鋭ミュージシャンを配し現在進行形のスイングを目指すワンホーンカルテット<谷口英治カルテット>、クラリネット+ギター+ベースのみでビッグバンドのダイナミズムに挑む<三人でベイシー!>などを率い、ライブ、コンサート、各地ジャズフェスティバル、TVラジオ出演など精力的に活動。
国内の精鋭ミュージシャンによるビッグバンド<谷口英治スインギン・サミット・オーケストラ>を編成することもあり、2006年のNHK-BS特番『みんなが好きなスタンダードジャズ』ではホストバンドをつとめた。
 

【サイドマンとして】

これまでに、北村英治(cl),藤家虹二(cl),松崎龍生(vib),宮川 泰(p),中西俊博(vn),中村誠一(ts),大井貴司 (vib)等のコンボに参加。ビッグバンドでは〈中路英明(tb)オルケスタ・オバタラ・ラ・グランデ〉〈マイク・プ ライス(tp)ジャズ・オーケストラ〉でサクソフォーンとクラリネットを担当。吹奏楽では〈ザ・ウインド・ウェーブ〉〈大江戸ウインド・オーケストラ〉〈東京佼成ウインドオーケストラ〉のコンサートやCDに参加。また2019年より新澤健一郎(p)率いる室内楽ジャズアンサンブル〈イチョウ五重奏団〉のクラリネット/バスクラリネット奏者を担当し、20244月にリリースされた楽団初のアルバム『More Than Ten Years』に参加。
 

【Jポップのアーチストとの共演】
クラリネット奏者としては珍しいJポップのアーチストとの共演も多く、宇崎竜童、由紀さおり、大澤誉志幸、山崎まさよし、ゆず、ポルノグラフィティ、aiko、モーニング娘。、安倍なつみ、AAA、植村花菜、JUJUらのレコーディング、コンサート、TV収録に参加。

 

【作編曲家、音楽監督としての活動】

1994年より十年間にわたり声楽家中島啓江コンサートの音楽監督。
2004年 宇崎竜童のジャズアルバム『哀愁のフォービート』のミュージカルディレクターおよび編曲、指揮を担当。 
同年、植村花菜のマキシシングル『花菜』のミュージカルディレクターおよび編曲を担当。 
2007年 戸田恵子のアルバム『アクトレス』収録の「ノッコのわがままブギ」(作詞:三谷幸喜、作曲:宇崎竜童)の編曲、指揮を担当。
2008年 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社研修イベント(VTIDAY2008)で、約2000人の参加者によるグラスを使ったセッションのためのポップス・オーケストラの音楽監督/編曲/指揮を担当。
2023年 海上自衛隊佐世保地方隊より委嘱を受け創設70周年記念曲『西海(さいかい)に渡る風 The Riffs Over Thr Sea』を作曲、初演。
2024年 音楽教室ルフォスタの30th Anniversary Concertにて、グランド・フィナーレの音楽監督/編曲/指揮を担当。


【そのほか】
テレビ出演は、2011年『地球テレビ エル・ムンド』(NHK BS1),2015年『ムジカピッコリーノ』(NHK Eテレ),2017年『ミュージックフェア』(フジテレビ),2019年『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日)など。
ラジオはNHK FM『セッション』に多数回出演のほか、CSラジオMUSIC BIRD『谷口英治のくらくらクラ~リネット!』(2002~2006年)およびエフエム多摩『谷口英治のTea for Swing』(2006~2010 年)のメインパーソナリティーを担当。
洗足学園音楽大学講師として後進の指導にも力を注いでおり、すでに門下生より次世代を担うクラリネット奏者を複数名輩出しジャズクラリネットの新たな展開を生みつつある。
福岡県北九州市文化大使、JAZZ in FUCHUアドバイザー、府中ジュニアジャズスクール(東京都府中市文化振興財団主催)統括、業界誌紙コラムニスト・・・等々クラリネットを軸にした多種多様な活躍ぶりを見せている。
 
●自己のアルバム
 
1996年『スペシャル・デリバリー・スイング』(オーディオパーク)
2000年『スインギン・サミット』(アートユニオン)
2003年『ブランニュー・スイング』(同)
2004年『ドント・ビー・ザット・ウェイ』(同)
2006年『ムーンライト・ビカムズ・ユー』(SSJ)
2007年『ワン・ノート・サンバ/谷口英治 meets トリアングロ』(アートユニオン)
2009年『ジェントルメン・フォー・スイング/谷口英治セクステット スペシャルゲスト 北村英治』(同)
2010年『ザ・スウィート・サウンド・オブ・ボサノバ/谷口英治 フィーチャリング イーデン・アトウッド』(SSJ)
2015年『シームズ・ライク・オールド・タイムズ/谷口英治NEWカルテット」』(TGP)
2019年『イン・ア・メロウ・トーン/谷口英治NEWカルテット、三人でベイシー!』 (TGP)

2022年『MMH vol.1/谷口英治&MMH Allstars
2023年『BlueswingAQUAMUSE、谷口英治』
 

●ワークショップDVD
2015年『谷口英治のジャズワークショップ』vol.1~5(サテンドール)
 
★使用楽器:

B♭クラリネット
Schwenk & Seggelke   model 1000
Buffet Crampon           R13 prestige 
Yamaha                        YCL-854 AE 
 
バスクラリネット
Buffet Crampon           prestige 

マウスピース
Vandoren B45/B45profile 
 
リード
Vandoren V12 3.0/DAddario Reserve Evolution 3.0 

リガチャー

Eddie Daniels Expressions

おひつじ座 血液型:O型
趣味:散歩、ガーデニング

好物:魚介類、野菜、お酒(焼酎、日本酒)
※バナナ、メロンパン、バウムクーヘンのマニアでもある
 
 

約400文字

早稲田大学在学中よりプロとして演奏活動を行う。ジャズの新旧スタイルがブレンドされた音楽性が様々な分野で評価され、本邦を代表するクラリネット奏者の一人として、コンコード・ジャズ祭(1999年米)、ジャズ・バルティカ(2018年独)など国内外の音楽祭に多数出演、バディ・デフランコ(cl)、エディ・ダニエルズ(cl)、スコット・ハミルトン(ts)、北村英治(cl)らトップアーティストとの共演を重ねる。マンハッタン・ジャズ・オーケストラのアルバム『ボレロ』(2014年)にはバスクラリネット奏者として参加。20227月には東京交響楽団のコンサートでストラヴィンスキー作曲『エボニー協奏曲』を客演。2023年海上自衛隊佐世保地方隊より委嘱を受け創設70周年記念曲『西海に渡る風 The Riffs Over The Sea』を作曲、初演するなど、その活動範囲はジャズに留まらず広がりを見せる。北九州市文化大使。洗足学園音楽大学講師。

 

約800文字

1968年福岡県北九州市生まれ。早稲田大学在学中より数々のコンテストで最優秀ソリスト賞を受賞し、プロとしての演奏活動を開始。ジャズの新旧スタイルがブレンドされた音楽性は各方面で高く評価され、本邦を代表するクラリネット奏者の一人として自己のグループを中心に全国でライブ、コンサートを精力的に展開。これまでに『In A Mellow Tone(2019)など12枚のリーダーアルバムを発表。 コンコード・ジャズ祭(1999年米)、国際クラリネットフェスト(2005年東京)、ジャズ・バルティカ(2018年独)をはじめ国内外のフェスティバルに出演し、北村英治(cl),バディ・デフランコ(cl),エディ・ダニエルズ(cl),スコット・ハミルトン(ts),ニルス・ラングレン(tb)らとの共演を重ねる。2014年のデビッド.マシューズ指揮マンハッタン・ジャズ・オーケストラのアルバム「ボレロ」では、ニューヨークのトップミュージシャンに加わりバスクラリネットを録音。  
20227月には東京交響楽団のコンサートで「エボニー協奏曲」(ストラヴィンスキー作曲)を客演。2023年海上自衛隊佐世保地方隊より委嘱を受け創設70周年記念曲『西海に渡る風 The Riffs Over The Sea』を作曲、初演。2024年発売の『New Sounds in BRASS』第49集のレコーディングおよびコンサートで東京佼成ウインドオーケストラに参加するなど、その活動範囲はジャズに留まらず広がりを見せる。
J-POPアーティストへのソロおよび編曲提供も多く、宇崎竜童、由紀さおり、大澤誉志幸、山崎まさよし、ゆず、ポルノグラフィティ、aiko、モーニング娘。、安倍なつみ、AAA、植村花菜、JUJUらのアルバムに参加している。
『地球テレビ エル・ムンド』『ムジカ・ピッコリーノ』『ミュージック・フェア』『関ジャム完全燃SHOW』『題名のない音楽会』などのTV番組でも演奏に加え軽妙なトークを披露。
洗足学園音楽大学講師。 北九州市文化大使。

 

アーティスト写真

Eiji Taniguchi

clarinet player


Born in 1968 in Fukuoka Prefecture, he has been performing as a profesional musician since his years as a student at Waseda University. Taniguchi's versatile musical style maintains an excellent balance of orthodox jazz and contemporary sound. His participation in sessions with top musicians, both Japanese and foreign, in all fieids of music from traditional to modern, Latin, big band, ethnic, and classical has enhanced the repertorie for the clarinet. Besides performing with his own modern-swing combo the Eiji Taniguchi Quintet and the big band Eiji Taniguchi and his Swingin' Summit Orchestra, he has active career, taking part in a lot of jazz festivals (including Concord Jazz Festival '99 in U.S.) and frequently appearing on TV and radio show.